求人を探す際、発注主が「公的組織」か「民間企業」かによって現場の空気は大きく変わる。
各自治体が管轄する埋蔵文化財センターや、公益財団法人東京都歴史文化財団のような公的機関が主導する調査は、比較的学術的なアプローチが重視される。工期に一定のゆとりがあり、遺構の精査や記録作業にじっくり時間をかける傾向があるため、未経験者への指導も丁寧な現場が多い。
一方で、民間の建設コンサルタント会社が請け負う緊急発掘調査は、開発工事のスケジュールに追われるケースが少なくない。スピードと作業量が強く求められ、現場の空気はよりピリピリとしたものになる。その分、残業手当がしっかり支給されたり、経験者に対しては高日給が提示されたりするメリットもある。