「ホホホイ」が世に解禁された背景には、当時のバラエティ現場が持っていた独特の緊張感があった。若手時代の遠藤章造は、大先輩たちからの無茶ぶりに応えるため、常になりふり構わず身体を張り続けていたという。一切の理論を捨て去り、追い詰められた本能だけで繰り出したのが、あの独特なステップと発声だった。
単なる場のノリで終わるはずだった動きが、スタジオを爆笑の渦に巻き込んだことで事態は一変する。緻密に構成されたコントとは正反対に位置する、完全な即興と狂気。これこそが、四半世紀以上が経過した今なお語り継がれる爆笑パフォーマンスの真の原点である。