この熱狂は、数字の上でも如実に証明されている。音楽ストリーミング業界において、Spotifyなどの主要サービスで「君が好きだと叫びたい」の再生回数は右肩上がりの急カーブを描き続けている。驚くべきは、そのリスナー属性の半分以上が日本国外からのアクセスであるという事実だ。
台湾、韓国、タイ、さらには中南米やヨーロッパに至るまで、国境を越えたプレイリストにこの90年代のロックナンバーが組み込まれている。シティポップに続く「J-ROCKの黄金遺産」として、世界中のアルゴリズムがBAADのサウンドをピックアップし続けているのだ。もはや一過性のブームではなく、グローバルなクラシックロックとしての地位を固めつつある。