リーダーの肥後克広と寺門ジモン。残された二人が示した態度は、どこまでも気高く、どこまでもダチョウ倶楽部らしかった。「ダチョウ倶楽部は解散しません。2人になっても、心の中にはずっと竜兵さんがいる。3人でダチョウ倶楽部です」という肥後の宣言は、沈痛な空気に包まれていたファンを力強く鼓舞した。
追悼の場でも、彼らはあえて湿っぽさを排し、故人が最も愛した「笑い」で送り出すことを選んだ。「靴を踏むなよ」「どうぞどうぞ」「押すなよ」――数々の伝統芸を肥後と寺門が全力で継承し、ステージに立つ姿は、友への最高の供養となった。
現在もテレビやイベントの舞台に立つダチョウ倶楽部のセンターには、目には見えなくとも、確かにあの人懐っこい笑顔が存在し続けている。