捜査関係者への独自取材で判明した最新の捜査状況は、事件の凶悪さを物語っている。警視庁が現場周辺で回収した数十台分のドライブレコーダー映像を解析した結果、容疑車両の走行軌跡が徐々に浮き彫りとなってきた。
事故直後に現場を通りかかったタクシー運転手は、緊迫した様子をこう振り返る。「大きな破壊音が響いた直後、黒っぽい乗用車がヘッドライトの片方を損壊させたまま、猛スピードで環七通り方面へと走り去っていった。ブレーキを踏む様子すらなく、意図的に逃走を図ったのは明らかだ」。
現場に残された破片の鑑識作業により、逃走車両の車種選定は最終段階に入っている。捜査本部は容疑者の特定に向け、包囲網を急速に狭めている。