今回の騒動は、現代の政治ジャーナリズムが直面する倫理的ハードルと役割を鮮明に浮き彫りにした。政治家の政策や理念だけでなく、その家族や身辺に関するどこまでを報道の対象とすべきなのか。公人の「私生活」と「公的責任」の線引きは、いまだ明確な解を得ていない。
衆議院という権力の中心に身を置く人物であるからこそ、その一挙手一投足に社会の厳しい目が注がれるのは避けられない宿命でもある。権力の監視という報道の原点と、個人の尊厳を守る倫理規定。その二者択一の狭間で揺れる日本のジャーナリズムにとって、今回の事例は極めて重い課題を残したと言える。 (出典: 木原 誠二 家族(Yahoo!ニュース))
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