二人の接点が生まれたのは1980年代半ばのことでした。当時、東京大学教養学部の助教授としてテレビ番組の論客を務め、知性派タレントとしても爆発的な知名度を誇っていた舛添要一氏。一方の片山さつき氏は、東京大学法学部を首席クラスで卒業後、旧大蔵省にキャリア官僚として入省したまさに「女性エリートの象徴」でした。
馴れ初めのきっかけとなったのは「お見合い」です。政財界に太いパイプを持つ関係者の仲介によって引き合わされた二人は、互いの知性と社会的ステータスに惹かれ合い、出会いから間もない1986年に結婚を発表しました。当時、人気学者と超エリート官僚の結婚は「知の頂点同士のビッグカップル」としてワイドショーや一般紙で華々しく報じられました。
しかし、祝福ムードに包まれた船出の裏側では、すでに二人の価値観や生活習慣の不一致という深刻な亀裂が生じ始めていたのです。