健康診断の内視鏡検査(胃カメラ)やバリウム検査でポリープを指摘された際、最も重要なのは「どの組織型のポリープであるか」を正確に特定することです。胃の粘膜に生じる隆起性病変は一括りに「ポリープ」と呼ばれますが、その発生メカニズムと予後は種類によって正反対と言えるほど異なります。
胃ポリープの多くは自覚症状がほぼ皆無であり、胃痛や胃もたれといった症状を伴わないまま偶然発見されます。ポリープそのものが神経を刺激して痛みを生じさせることは基本的にありません。だからこそ「痛くないから大丈夫」と過信して放置することがリスクを招く引き金となります。
消化器専門医による臨床データでは、胃ポリープは主に以下の3つに大別され、それぞれ悪性化(がん化)へのルートが明確に分かれています。