個人の心理的コントロールだけでは防ぎきれない悪質な嫌がらせやハラスメントに対しては、早期に組織のメカニズムを介入させるべきだ。一人で我慢を重ねることは、加害者の行動を助長し、職場全体の環境悪化を招く結果となる。
相談窓口を利用する際のポイントは、感情論ではなく「客観的な事実データ」を提示することだ。日時、具体的な発言内容、メールやチャットのスクリーンショット、業務に生じた支障などを時系列で記録・保存しておく。客観的な証拠を備えた報告は、人事やコンプライアンス部門を動かす強力なトリガーとなり、席替えや配置転換、適切な指導へと迅速につながる。