クラブラン酸はなぜ併用されるのか?耐性菌を破る仕組みと副作用の全貌

クラブラン酸はなぜ併用されるのか?耐性菌を破る仕組みと副作用の全貌

クラブラン酸はなぜ併用されるのか?耐性菌を破る仕組みと副作用の全貌について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

日常診療で頻繁に登場するペニシリン系単剤およびクラブラン酸配合剤の違いを、配合比率や臨床的な位置付けから比較・整理しました。

項目・薬剤名詳細・配合比率主な適応症・基準編集部の見解・評価アモキシシリン単剤
(サワシリン等)アモキシシリン 100%
(阻害薬なし)軽症感染症、溶連菌感染症、梅毒、ピロリ除菌など第一選択薬として優秀だが、βラクタマーゼ産生耐性菌には効果が減弱する限界がある。オーグメンチン
(配合錠)アモキシシリン:クラブラン酸
= 2:1咽頭炎、気管支炎、中耳炎、皮膚感染症など(成人)阻害薬の比率が高く耐性菌に強力だが、クラブラン酸に起因する消化器症状が出やすい。クラバモックス
(小児用ドライシロップ)アモキシシリン:クラブラン酸
= 14:1(高用量設計)小児の難治性急性中耳炎、副鼻腔炎、肺炎など下痢のリスクを抑えつつアモキシシリンの投与量を最大化させた小児治療の標準薬。
佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。