ネット上には「地図を貼るだけでOK」という安易な情報も散見されますが、実務上知っておくべき落とし穴がいくつか存在します。
1. 全行程を詳細に載せる必要はない
「自宅から会社まで20kmの道のりをすべて細かく描かなければならない」と勘違いしている人が少なくありません。電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、一般的に求められるのは「自宅から最寄り駅までの徒歩・自転車ルート」および「降車駅から会社までの徒歩ルート」です。電車に乗っている区間は路線名と駅名をテキストで記載するだけで十分通用します。
2. 自転車・徒歩通勤におけるルートの書き方
自転車通勤や徒歩通勤の場合は、自宅から勤務先までの全ルートを地図上に明示する必要があります。その際、「幹線道路の名称」や「通過する主要交差点」を赤線で強調しておくことが重要です。裏道や私道のような極端に狭い危険なルートを指定すると、会社の安全管理基準に引っかかり再提出を求められるリスクがあります。
3. Googleマップ等の著作権と社内利用
「地図サービスの画像を会社提出書類に貼るのは規約違反ではないか」という懸念の声もあります。Google等の利用規約上、社内手続きや労務管理のための非営利な社内利用・申請書類への引用は、クレジット表記が確認できるキャプチャの範囲であれば慣例的・実務上広く受け入れられています。ただし、社外向けパンフレットやWEB公開資料として二次利用することは規約違反となるため混同しないよう注意が必要です。