大会の公平性を担保するため、選手個々に課される参加基準は極めてシビアだ。予選会にエントリーするための絶対条件として、規定期間内に10000mで34分00秒00以内の公認記録を保持していることが挙げられる。このタイムは関東学生陸上競技連盟が定め、日本陸上競技連盟の公認競技会で記録されたものに限られる。クリアできなければチームの登録枠16名に入ることすら不可能だ。
さらに注目すべきは、留学生ランナーに対する出走枠のコントロールである。2026年現在の規程においても、チームエントリーにおける留学生の登録は最大2名まで認められているものの、実際のレースに出走できるのは「1名のみ」という鉄の掟が存在する。近年、各大学の高速化を牽引する留学生の存在感が増すなかで、戦略的な起用と日本人選手の育成バランスがかつてないほど問われている。