東京駅を起点としたアート散策は、周辺の美術館群へとシームレスに広がっていく。八重洲側へ抜けて徒歩数分の距離には、圧倒的なコレクションと洗練された建築で知られる「アーティゾン美術館」が鎮座する。丸の内の歴史的建築と、八重洲・京橋の超近代的な展示空間を一度に巡るルートは、東京の重層的な魅力を肌で体感できるゴールデンコースだ。
こうした徒歩圏内でのミュージアム集積は、国内外からのインバウンド需要を取り込む観光産業にとっても極めて強力な武器となっている。日本の博物館・美術館業界が新たな都市型観光のモデルを模索するなか、東京駅周辺の回遊性は世界水準のカルチャースポットとして確固たる地位を築きつつある。