多くのティーンファッションを牽引してきたモデルたちがそうであったように、彼女もまた表現の幅を広げる大きな分岐点に立っている。しかし、本人の眼差しに迷いはない。カメラの前に立つことへの恐れを手放し、自らの内面を削り出して役柄に命を吹き込む面白さに目覚めつつあるようだ。
同世代の若手女優たちがひしめく群雄割拠のエンタメシーンにおいて、モデルとして鍛え上げられた空間把握能力と、繊細な感情の機微を表情に乗せるスキルは突出したアドバンテージとなる。単なる「モデル出身の女優」ではなく、画面の空気を一変させる力を持った表現者としての覚醒が始まっている。