瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道

瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道

瑛人『香水』の社会現象から現在まで|実話の真相と歩む音楽の道の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

『香水』がリリースされたのは2019年4月21日のことでした。配信開始当初は大きなプロモーションもなく、地元・横浜の仲間や音楽仲間の間で知られる程度のインディーズ音源に過ぎませんでした。それが約1年後の2020年春、突如として各種サブスクリプションサービスのランキング上位へ急浮上した背景には、パンデミック初期の社会情勢とショート動画プラットフォームの構造が深く関わっています。

当時、世界的な外出自粛要請によって自宅でスマートフォンを眺める時間が激増していました。その退屈を埋めるように急伸していたTikTok上で、アコースティックな弾き語り動画やリップシンク(口パク動画)のBGMとして『香水』が使われ始めます。飾らない日常言葉で綴られたメロディは、派手なエレクトロサウンドに疲れていたリスナーの耳に心地よく刺さり、瞬く間にバイラルチャートを駆け上がりました。

さらに火をつけたのが、著名人によるカバー動画の連鎖です。お笑いコンビ・チョコレートプラネットによるミュージックビデオの完全再現パロディ動画はYouTubeで数千万回再生を突破し、香取慎吾さん、AAAの宇野実彩子さん、ナオト・インティライミさんといった第一線のアーティストたちがこぞって歌唱動画を投稿しました。聴き手が自由に二次創作を楽しめる「余白」があったことこそ、この楽曲が単なるヒットを超えて社会現象へ発展した決定打でした。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。