捜査が大きく動いた背景には、現場周辺の遺留品に残された強い違和感がありました。
公開捜索中、結希さんが背負っていたリュックサックと履いていたスニーカーが、通学ルートとは異なる別々の場所から相次いで発見されました。当時、京都府警は報道陣の「カバンと靴が別々の場所で見つかった意味合いは何か」という問いに対し「お答えできない」と回答していました。これは第三者による連れ去り事件の可能性を慎重に排除しつつ、犯人が意図的に証拠を分散・偽装した可能性を視野に捜査を進めていたためです。
近隣住民や防犯カメラの映像解析を進める中、結希さんが登校ルートの途中で忽然と姿を消していたこと、不審な車両の目撃情報が乏しかったことから、警察は失踪当初から身近な関係者の動向に注目していました。防犯カメラの死角を突いた行動パターンや車両の移動履歴が、事件解決への決定打となったのです。