「横浜高校の増田は今、どうしているのか?」――高校野球ファンやプロ野球ウォッチャーの間で定期的に交わされるこの疑問。その答えは、東京ヤクルトスワローズで首脳陣から絶大な信頼を寄せられる勝負強いバッターとして神宮球場のグラウンドに立っています。
2025年シーズン、増田珠は代打を中心に内野・外野の両翼をこなすマルチな守備力で一軍に帯同し続けました。とりわけ印象的だったのは、2025年8月の阪神戦(京セラドーム大阪)。延長十二回2死満塁という極限のプレッシャー下、代打で起用された増田は気迫の中前2点勝ち越し適時打を放ち、試合を決定づけました。試合後のヒーローインタビューで「気持ちだけで打ちました。母校(横浜高校)が甲子園で初戦を突破したので、その波に僕も乗っていけるように」と笑顔を弾けさせた姿は、サンスポ等の各スポーツ紙でも大きく報じられました。
こうした勝負強さと献身的なチームプレーが正当に評価され、2025年オフの契約更改交渉では推定年俸700万円増となる1600万円でサイン。会見で「このまま終わりたくない。代打だけでなく、スタメンで試合に出場し続けたい」と語った通り、26歳を迎えた現在、単なるムードメーカーの枠を脱し、レギュラー獲りに向けてかつてない危機感と充実感を漂わせています。