Q1:古墳時代の男性の平均身長163cmというのは本当ですか?
A1:事実です。日本全国の前方後円墳や円墳などの埋葬施設から出土した人骨計測データに基づき、形質人類学において男性約163cm、女性約152cmと算出されています。ただし、良好な保存状態で残る人骨には支配階層のものが多いため、一定のバイアスを考慮する必要があります。
Q2:なぜ江戸時代になると日本人の平均身長は縮んでしまったのですか?
A2:主因は仏教的禁忌による獣肉食の忌避、精白米の普及に伴う栄養の偏り(ビタミンB1不足による脚気など)、都市部における人口過密と過酷な労働環境です。動物性タンパク質の摂取量が激減したことが、骨格の矮小化を招きました。
Q3:渡来人はなぜそんなに背が高かったのですか?
A3:中国東北部や朝鮮半島など、寒冷な気候に適応した北方系モンゴロイドは、ベルクマンの法則やアレンの法則に従い、熱放散を防ぐために大型で四肢の長い骨格へと進化していました。彼らが日本列島に渡ってきたことで、日本人の平均体格が底上げされました。
Q4:古墳時代の一般庶民の身長はどのくらいでしたか?
A4:群集墳や土壙墓から見つかる庶民層の人骨では、男性で158〜160cm程度と推定される個体も多く見られます。豪族層に比べると数センチ小柄ですが、それでも江戸時代の庶民層よりは頑丈で高い水準を保っていました。