すべての牛肉に対してオーブン調理が適しているわけではありません。購入した肉のスペックや部位を見極めて調理法を選択することが肝要です。
オーブン調理を強くおすすめするケース
- 厚さが2.5cm以上ある厚切り肉・塊肉:熱の浸透速度をコントロールできるため、オーブンのメリットが100%活きます。
- オーストラリア産・アメリカ産などの赤身肉(ランプ、もも、ヒレ):脂分が少なく加熱過多で硬くなりやすい赤身肉ほど、低温オーブンの恩恵を強く受けます。
- 複数人分のステーキを同時に調理する場合:フライパンが小さくても、オーブンなら天板に並べて同時に均一な火入れが可能です。
フライパン単体調理で十分なケース
- 厚さ1.5cm以下の薄切りステーキ肉:オーブンに入れると庫内の熱風で一瞬にして芯まで火が通ってしまいます。
- A5ランクの黒毛和牛サーロインなど霜降り肉:融点の低いサシ(脂)が多く含まれるため、低温でじっくり温めるよりも、フライパンの強火で表面を香ばしく焼き上げ、余分な脂を適度に落としながら短時間で仕上げる方が軽やかな後味になります。