マイジャグラーやアイムジャグラーを打ち慣れたプレイヤーがハッピージャグラーのシリンダーに座ると、リールを見つめた瞬間に強烈な違和感を覚えます。その違和感の正体こそが、北電子がハッピーシリーズだけに施した特殊なハッピージャグラーV3配列と独自のリール制御です。
通常、王道のジャグラーシリーズでは左リールに2箇所存在するBAR図柄を目安にチェリーを狙いますが、本機のリール帯を見ると、BAR図柄はリール上に1つしか配置されていません。その代わり、赤7図柄が2箇所に配置され、チェリーは7図柄とBAR図柄の双方に挟まれるように設計されています。この配列構造により、プレイヤーは左リールにBARを狙うだけでなく、赤7を基準にしてもチェリーをフォローできるという、他シリーズにはない柔軟なリールビューが構築されているのです。
さらに特筆すべきは、小役優先制御と引き込み制御の絶妙なバランスです。多くのジャグラーが「ボーナスフラグ成立時はボーナス図柄の引き込みを最優先する」のに対し、ハッピーシリーズは成立小役を最大限に引き込みつつ、すべりコマ数によって成立役を大胆に示唆する伝統的なパチスロ本来の出目制御を色濃く受け継いでいます。
特にスロッターの脳裏を焼いて離さないのが、独特のリーチ目や「すべりコマ数」に起因する違和感出目です。通常時なら何気ないハズレ目が、リールの滑り方を伴うことで一転して二確目へと昇華します。リール配列の全貌を知ることは、単なる目押し作業を「毎ゲームが息を呑む心理戦」へと変貌させる決定打となります。