大創産業の店舗戦略を語る上で欠かせないのが、全国に点在する伝説的な超大型店舗の存在です。なかでも千葉県船橋市に構える「ダイソーギガ船橋店」は、地下1階から地上6階までの全フロアが丸ごとダイソーという規格外の売り場面積(約2,000坪)を誇り、業界関係者やファンの間では「百円均一の総本山」として知られています。
実際に現地を訪れた買い物客によるダイソーギガ船橋店評判を調査すると、「ビル1棟すべてがダイソーなので半日潰せる」「エレベーターと階段を何往復もして足がパンパンになったが、廃盤寸前のレアアイテムが買えた」といった驚嘆の声が目立ちます。まさに買物という枠組みを超えたテーマパークのような様相を呈しています。
一方、近年の都市型メガストアにおける主潮流は、洗練されたデザインとサステナビリティを打ち出したStandard Products併設店舗、そして大人可愛いフェミニン雑貨を提案するTHREEPPYダイソー大型店との「3ブランド一体型スクランブル出店」です。
東京・銀座のマロニエゲート銀座2に誕生したグローバル旗艦店や、池袋サンシャインシティ、大阪・梅田の旗艦店などがその代表格です。精巧なダイソー旗艦店フロアマップを観察すると、従来の雑多な陳列とは一線を画す広々としたメイン通路が確保され、無垢材やグレーを基調とした落ち着いた内装がシームレスに接続されています。100円の実用日用品から、1,000円前後の国産刃物・アロマディフューザーまでを一元的にカゴへ放り込めるこの空間設計こそ、現代のダイソーが仕掛ける最大の武器といえます。