ブロック折り紙(海外では3D Origamiやゴールデンベンチャーフォールディングとも呼ばれます)で鶴を制作する際、最初に向き合うべきは「いったい何枚の折り紙を用意し、何ピース折ればよいのか」という作業規模の把握です。行き当たりばったりで折り始めると、途中で紙の色味が合わなくなったり、サイズの不揃いから歪みが生じたりして制作意欲を削がれる原因になります。
鶴の制作における基準となる基本サイズは、一般的な15cm×15cmの教育用折り紙を「16等分」した長方形ピースです。ミニチュアを作りたい場合は32等分、超大型の展示用であれば8等分を用いますが、初心者が指先で折りやすく、なおかつ完成時の剛性が安定するのは間違いなく16等分サイズです。
配色の基本設計としては、胴体と翼を「白」で統一し、鶴の象徴である頭頂部に「赤」を数ピース、首から嘴にかけて「黒」や「金」をアクセントとして配置するのが王道の立体折り紙の鶴の設計図です。長寿祝いや金婚式の記念品として制作する場合は、白の代わりに「金銀振り和紙」や「パール調クラフト紙」を織り交ぜることで、民芸品の域を超えた工芸アートへと昇華させることができます。