ネット上には生き霊への対処法が無数に飛び交っていますが、その中にはかえって事態を悪化させる危険な俗説が散見されます。正しく身を守るためには、誤った防衛策の罠を見抜かなければなりません。
その筆頭が生き霊盛り塩効果への盲信です。確かに塩には空間を浄化する力がありますが、盛り塩は「邪気を吸着するフィルター」としての役割を担います。そのため、湿気を吸って崩れた塩や、1週間以上放置した盛り塩は、吸い取った邪気の塊となって部屋のエネルギーを著しく汚染します。盛り塩を行う場合は、天然の粗塩を用い、最低でも3日〜1週間ごとに交換して水に流す厳格な管理が必須です。放置するくらいであれば、最初から置かない方が安全です。
もう一つの重大な誤解は、「相手に念を跳ね返して痛い目を見せたい」という報復心理です。仕返しを試みようと意識を相手に向けた瞬間、自分自身の周波数が相手の悪念と同調し、結果として相手の生き霊をさらに強く引き寄せる悪循環に陥ります。仏教でも教える通り、相手の念に対抗する唯一の正解は「跳ね返す(打ち負かす)」ことではなく、「受け取らずに素通りさせる(無力化する)」ことです。
また、本格的な除霊を検討する際の生き霊お祓い方法についても慎重な見極めが欠かせません。高額な壺や数珠を売りつける霊感商法や、「今すぐ除霊しないと命に関わる」と不安を煽る自称霊能者は論外です。由緒ある神社や寺院(日蓮宗や真言宗など)における正式なご祈祷・お祓いの初穂料・お布施相場は、おおむね1万円から3万円程度が適正基準です。法外な費用を要求する業者には絶対に近づかない判断力が求められます。