事件から約1年3ヶ月後の2017年10月、宮地佑紀生氏はCBCラジオの特番『つボイノリオの聞けば見えてくる』へのゲスト出演で電撃復帰を果たしました。かつて長年にわたりライバル関係にあったCBCラジオへの出演、さらにその後の冠番組『宮地佑紀生の夕やけファンキーズ』のスタートは、東海地方の放送業界に大きな波紋を呼びました。
当時、復帰に際してリスナーの間では意見が鋭く割れました。SNSや掲示板、局への投書には次のような生の声が寄せられました。
- 復帰支持層の声:「過ちは許されないが、宮地さんの名古屋弁トークがない午後は寂しかった」「罪を償ったのであれば、もう一度マイクの前に立つ機会があってもいいはずだ」
- 批判・慎重層の声:「公共の電波で女性アシスタントを暴行した衝撃は消えない」「相手への配慮を考えると、ラジオ復帰は早すぎるのではないか」
こうした厳しい世論のなかで宮地氏を物心両面で支え続けたのが、妻・由紀子氏をはじめとする家族の存在でした。宮地氏は生前のインタビューや手記において、「事件後、引きこもりがちになり精神的に追い詰められていた自分を叱咤激励し、日常へ引き戻してくれたのは妻だった」と告白しています。家庭内での献身的な支えがあったからこそ、晩年のYouTubeチャンネル開設や限定的なメディア出演へと踏み出すことができました。