「長崎を制する者は全国でも上位に進出する」――高校サッカー関係者の間で長年語り継がれてきたこの言葉は、決して誇張ではありません。この地域が全国トップクラスの注目度を誇る背景には、強豪4校が織りなす強烈なライバル関係が存在します。
選手権を語る上で欠かせないのが、全国制覇6回を誇る国見高校サッカー部の存在です。名将・小嶺忠敏監督の時代に築かれた青と黄色の伝統は、近年の復活劇を経て再び全国の脅威となっています。その国見に対抗し、長年王座に君臨してきたのが長崎総科大附サッカー部です。球際の激しさと圧倒的なインテンシティを武器に、幾度となく全国への扉をこじ開けてきました。
さらに、組織的なコレクティブフットボールと近年屈指のタレント力を誇る創成館高校サッカー部、確かなテクニックと戦術眼をベースにしたパスワークが光る長崎日大高校サッカー部が加わり、盤石の「4強体制」を構築しています。どのチームが全国高校サッカー選手権代表の切符を手にしても全国ベスト8以上を狙える実力を持つからこそ、県予選そのものが全国大会レベルの緊張感と熱量を帯びるのです。