妊活に取り組む中で「排卵検査薬はまだ陰性なのに、伸びるおりものが大量に出ている」「基礎体温が上がる前におりものが止まった」といったズレに悩むケースは少なくありません。この現象が起きる理由は、各指標が測定している生体反応の違いにあります。
頸管粘液(伸びるおりもの)はエストロゲンのピークに反応して増加しますが、排卵検査薬は排卵の引き金となるLH(黄体形成ホルモン)の急上昇(LHサージ)を検知します。生体リズムとして、エストロゲンの上昇が先行し、その後にLHサージが起こるため、「伸びるおりもののピーク → 排卵検査薬の強陽性 → 排卵」という順序で半日〜1日半ほどのタイムラグが生じるのが一般的です。
また、基礎体温は排卵後に分泌されるプロゲステロンの熱産生作用によって上昇するため、体温が上がりきった時点ではすでに排卵が終わっている可能性が高くなります。排卵検査薬の陽性を待つだけでなく、おりものが伸び始めた段階から早めにアプローチを開始することがタイミング法を成功させるポイントです。