深夜通販の伝説「レインボーアートデラックス」はなぜ消えた?販売終了の真相

深夜通販の伝説「レインボーアートデラックス」はなぜ消えた?販売終了の真相

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当時の熱気をリアルタイムで体験した世代の証言をSNS、掲示板、Q&Aサイトから抽出・精査すると、そこにはノスタルジーと苦笑いが入り混じった独特の評価軸が浮かび上がってきます。

ポジティブな記憶として多く挙げられるのは、「届いた初日の異様な高揚感」です。「親に頼み込んで買ってもらい、最初の1ストロークで紙いっぱいに虹が広がった瞬間は魔法使いになった気分だった」「CMの真似をして丸筆でクルクルと花びらを描くのが楽しかった」という、幼少期の鮮烈な成功体験を語る声は少なくありません。

一方で、リアルタイムの家庭内で繰り広げられた現実は、決して優雅なものではありませんでした。以下のような手記や愚痴が、当時のネット空間には溢れていました。

「子どもが力任せに押し付けたせいで、赤と黄色のスポンジの境界線が完全に混ざり、翌日には濁ったオレンジ色にしかならなくなった」
「筆に水を含ませすぎてトレイ全体がプール状態になり、全色が混ざり合って最後は一面のヘドロ色。親にめちゃくちゃ怒られた」
「紙の上でブラシをひねる技術が難しすぎる。CMのおじさんは簡単そうにやっていたが、大人がやっても蝶の羽の形にすらならない」

ネットの反応を総合すると、レインボーアートデラックスは「玩具としての楽しさは本物だったが、CMが見せた“誰でもプロ級”という演出と、実際の操作難易度に大きな乖離があったプロダクト」という評価が、極めて客観的な実態であると結論づけられます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。