ネット上の情報だけを断片的に見ていると、いくつかの誤った先入観を抱きがちです。現場の事実に基づき、代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
誤解1:「ノイズバーだから耳をつんざく爆音しか鳴っていない」
これは完全な誤りです。確かにハーシュノイズや激しいフリーインプロビゼーションの夜もありますが、同店で繰り広げられる音楽性は驚くほど多彩です。微小音を追求する音響派の演奏、アコースティック楽器のプリペアド演奏、モジュラーシンセサイザーによるアンビエント、ポエトリーリーディングまで、日によって表情は全く異なります。「爆音で耳が痛くなるのでは」と不安な方は、事前にスケジュールに記載された出演者の作風を調べておくのが賢明です。
誤解2:「一見客はお断り、常連限定の閉鎖的なサロンである」
アンダーグラウンドな雰囲気が漂うため「排他的なコミュニティなのでは」と足踏みする初見客も少なくありません。しかし実態は正反対です。音楽に対して真摯に耳を傾ける姿勢さえあれば、国籍も年齢も音楽遍歴も問わず、誰に対しても等しく開かれています。店主のisshee氏自身も、過剰な馴れ合いを強要することなく、付かず離れずの心地よい距離感で接してくれます。
ただし、快適に過ごすための現場マナーとして以下の点には留意してください。
・演奏中の会話・私語は控える(微小音の演奏では氷がグラスに当たる音すら響くため配慮が必要)
・スマートフォンの操作やシャッター音は厳禁(撮影可否は演者・状況によるため確認が必要)
・投げ銭用の千円札や小銭をあらかじめ用意しておく(スマート決済ではなく現金での手渡しが基本)