もし身の回りの人が顔面蒼白になって倒れたり、自力で立てなくなったりした場合は、迅速かつ適切な処置が生死や回復スピードを左右します。ショック症状の応急処置の基本手順は以下の通りです。
1. 水平に寝かせて下肢を高くする(下肢挙上)
仰向けに寝かせ、クッションやカバンなどを使って足を約15〜30cmほど高く持ち上げます。これにより下半身に滞留していた血液が心臓や脳へ戻りやすくなります。
2. 衣服を緩めて呼吸を確保する
ネクタイ、ベルト、襟元、下着の締め付けを緩め、気道を確保します。嘔吐がある場合は、誤嚥を防ぐために顔を横に向けた「回復体位」を取らせます。
3. 体温を保持し、意識の確認を行う
末梢循環が悪化すると体温が急激に低下するため、毛布や上着を掛けて保温します。「意識が朦朧としている」「激しい胸痛や腹痛がある」「呼びかけに応じない」といった状況が見られる場合は、迷わず119番通報(救急車の要請)を行ってください。