どれほど優れた名品であっても、塗布するプロセスを誤ればメイク崩れや色ムラを引き起こします。現場のプロが実践するシェーディングの使い方と順番の基本原則は、「ベースメイクの油分を完全にコントロールした直後に重ねる」という点に尽きます。
リキッドファンデーションやクッションファンデーションを塗った直後のしっとりした肌に直接ブラシを滑らせると、パウダーが油分を吸着してダマになり、そこだけ色が濃く固着してしまいます。必ず無色のフェイスパウダーで表面をサラサラに整えてから、シェーディングを乗せるのが鉄則です。
【失敗しない塗布ステップ】
- 余分な粉を落とす:ブラシ全体に3色を円を描くようにブレンドして含ませた後、必ず手の甲やティッシュの上でトントンと軽くはたき、ブラシ内部に粉を均一になじませます。
- フェイスライン(輪郭):耳の付け根からあご先に向かって、骨の裏側をなぞるように大きなストロークで滑らせます。外側から内側へぼかすことで、自然なフェードアウトが生まれます。
- ノーズシャドウ(鼻筋):パレット左の最も淡いカラーを小さめのブレンディングブラシに取り、眉頭のくぼみから鼻筋の側面へ向けて優しく影を落とします。鼻先の手前で一度抜くことで、鼻筋がすっきりと高く見えます。
- 人中短縮・口元:鼻の直下と下唇の中央下にあるくぼみに淡色を少量置くことで、唇が前に飛び出して見え、顔の下半分が引き締まる錯視効果が得られます。
さらに立体感を極めるなら、同シリーズのトゥークールフォースクール ハイライターとの併用が不可欠です。シェーディングで沈ませた部分と、ハイライターで光を集めるCゾーン・鼻根・唇の山のコントラストが強調され、平坦なアジア人の骨格に劇的な陰影が宿ります。