食事の豪華さだけでなく、年末年始の生活リズムも通常とは大きく異なります。12月29日頃から1月3日頃までは刑務作業が完全にストップする「免業日(めんぎょうび)」に指定されます。
年末年始の過ごし方スケジュールでは、起床時間が通常より30分〜1時間遅くなり、日中は舎房(部屋)の中でラジオの正月特番を聴いたり、テレビの録画番組(紅白歌合戦やバラエティ特番、箱根駅伝など)を視聴したりすることが許可されます。入浴の回数は減るものの、年賀状の執筆や読書に没頭できるため、精神的な緊張が大幅に緩む期間です。
一方で、こうした刑務所の正月待遇に対しては、受刑者の正月のご馳走に対するネットの反応として賛否両論が巻き起こり続けています。
- 批判的な意見:「被害者遺族の心情を思えば贅沢すぎる」「真面目に働く一般人よりもバランスの良い豪華な食事を税金で食べるのは納得がいかない」
- 擁護・制度理解の意見:「過酷な拘束生活の中で暴動や自死を防ぐための重要なメンタルケア」「季節感を維持させ、社会復帰への意欲を持たせるための教育的措置として必要」
法務関係者によると、行事食を完全に廃止した場合、受刑者の不満が爆発して規律違反や職員への反抗が増加するリスクが高まるため、施設管理の観点からも正月の特別給養は不可欠な運用と位置付けられています。