竜星涼さんが芸能界入りを果たしたのは2009年、原宿の竹下通りでのスカウトがきっかけでした。翌2010年にドラマ『素直になれなくて』で俳優デビューを飾り、着実に経験を積んでいた彼にとって、キャリア最大の転機となったのが2013年放送の『獣電戦隊キョウリュウジャー』です。
当時19歳(放送中に20歳)で挑んだオーディション現場では、プロデューサー陣の度肝を抜くエピソードが残されています。審査の場に現れた竜星さんは、新人離れした圧倒的な長身と端正な顔立ちだけでなく、物怖じしない堂々たる佇まいで会場の空気を一変させました。「彼が入ってきた瞬間、部屋の明かりが一段明るくなったように感じた」と制作陣に言わしめ、満場一致で主人公・桐生ダイゴ(キョウリュウレッド)役に選出されたのです。
誰からも頼られる絶対的リーダー「キング」という難役に対し、竜星さんは自身の持ち前の明るさと天性の華やかさを見事に融合させ、歴代レッドの中でも屈指のカリスマ性を持つキャラクターを作り上げました。