Q1:地震のとき、縦揺れがまったくなくて「いきなり大きな横揺れ」が来るのはなぜですか?
A1:震源地から距離が離れている場合に典型的に発生する現象です。縦揺れを引き起こすP波は遠方へ伝わるにつれて急速に減衰するため、人間の体感としては気づかないレベルになります。一方、後から追いかけてくる横揺れのS波や長周期地震動はエネルギーが衰えにくいため、前触れなくいきなり地面が大きく横に揺さぶられたように感じるのです。
Q2:地震が収まった後も、自分の体がフワフワと横に揺れているように感じる「地震酔い」はどう治せばいいですか?
A2:内耳の平衡感覚器官が過剰な横揺れ刺激を受け、自律神経が極度に緊張していることが原因です。まずは深呼吸をして副交感神経を刺激し、遠くの景色や水平線をじっと見つめて視覚情報をリセットしてください。首や肩を温めることも効果的です。数日経ってもめまいや吐き気が続く場合は、耳鼻咽喉科を受診し、抗めまい薬や漢方薬(五苓散など)の処方を相談することをおすすめします。
Q3:緊急地震速報が鳴る前に激しい横揺れが来てしまったのは、システムの誤作動や遅れですか?
A3:システムのエラーではなく、震源が極めて浅い「直下型地震(内陸地殻内地震)」に遭遇した際の物理的限界です。震源の真上や至近距離の地域では、P波を検知してからS波が到達するまでの時間が1〜2秒未満しかありません。気象庁のコンピューターが計算して警報を発信し、スマートフォンが鳴動するよりも先にS波が直撃してしまうため、直下型においては「速報が間に合わないケースがある」ことを前提とした初動準備が必要です。