前述の通り、COUNTIF関数やSUMIF関数では直接的な3D参照が利用できません。しかし、実務では「全支店シートから特定の商品コードの注文件数をカウントしたい」「A判定のセルのみを合算したい」といったニーズが頻発します。この制約を突破する代表的な手段が、COUNTIF 串刺し集計 代替案としてのINDIRECT関数の活用です。
実現のための王道パターンは、集計シートのどこか(例:A1〜A12)にあらかじめ対象となるシート名(「4月」「5月」…)の一覧リストを作成しておく手法です。その上で、以下の数式を展開します。
=SUMPRODUCT(COUNTIF(INDIRECT("'"&$A$1:$A$12&"'!B5:B50"), ">100"))
この数式では、INDIRECT関数 複数シート集計の仕組みにより、セル範囲に書き出した文字列をエクセルが正式なシート参照として順次認識します。COUNTIFが各シートから返したカウント結果の配列を、SUMPRODUCT関数が最後に一括合算します。配列数式を直感的に扱える環境が整った現在、このアプローチは条件付き集計の標準的テクニックとして広く活用されています。
さらに高度なエクセル 業務効率化 時短テクニックを追求するなら、Power Query 複数シート統合の導入が視野に入ります。Power Queryを使えば、各シートをデータベース形式のテーブルとして読み込み、列名をキーにして一瞬で縦方向に結合(アペンド)可能です。一度クエリを組んでおけば、翌月以降はシートが増えても「更新」ボタンをクリックするだけで全自動集計が完結します。