食べたあとの根を水に浸けてもう一度収穫する「リボベジ(再生栽培)」のブームは、もはや一過性のトレンドを超えた生活文化として定着した。料理レシピ投稿サイト「クックパッド」では再生豆苗を使ったクリエイティブな節約レシピが数千件規模で投稿され、「YouTube」では最も早く太い新芽を育てる裏技動画が数十万回再生を記録している。
しかし、ここで見落としてはならないのが衛生管理の落とし穴だ。再生栽培を成功させる絶対条件は、水替えを最低でも1日1〜2回(夏季は2〜3回)徹底し、根腐れや雑菌の繁殖を防ぐことにある。容器を清潔に保ち、直射日光を避けた風通しの良い明るい室内に置くことで、7〜10日後には再び瑞々しい若芽が立ち上がる。2回目の収穫では種子の養分が減るため微量要素はわずかに低下するものの、光合成によって生成される葉緑素やビタミン類は十分に維持される。