分数の割り算のやり方となぜひっくり返す理由|図解と解法完全まとめ

分数の割り算のやり方となぜひっくり返す理由|図解と解法完全まとめ

これさえ読めば安心! 分数の割り算のやり方となぜひっくり返す理由|図解と解法完全まとめの活用法をロジカルに解説します。

Q1:分数の割り算で約分は掛け算にする前と後、どちらで行うのが正解ですか?
A1:掛け算にする前(途中の段階)で行うのが絶対的な鉄則です。掛け算を行って分子と分母の数字が大きくなってから約分しようとすると、公約数を見落とす確率が飛躍的に高まり、計算ミスの温床となります。「逆数を掛ける形」に直した直後、斜めや上下で約分できる箇所をすべて削ぎ落としてから、最後に残った数同士を掛けてください。

Q2:3つの分数が並んだ割り算で、すべての分数をひっくり返してはいけないのですか?
A2:すべてをひっくり返してはいけません。「$\div$」の記号の直後にある分数だけをひっくり返します。例えば「$\frac{1}{2} \div \frac{3}{4} \div \frac{5}{6}$」の場合、先頭の「$\frac{1}{2}$」はそのままで、続く2つの分数を逆数にして「$\frac{1}{2} \times \frac{4}{3} \times \frac{6}{5}$」と変換します。演算記号と直後の数値をセットで捉えることが重要です。

Q3:小学生の子どもに「なぜひっくり返すの?」と聞かれたら、最初にどう説明すべきですか?
A3:まずは「$2 \div \frac{1}{2}$」のようなシンプルな例を使い、「2枚のピザを半分($\frac{1}{2}$)ずつに切ったら何ピースになる? 1枚から2ピースできるから、$2 \times 2 = 4$ピースだよね」と図や具体物で伝えてあげるのが最も効果的です。「割る数が小さくなると、取れる個数は掛け算のように増える」という直感を掴ませた後で、分母を1にする数式の仕組みを伝えると無理なく納得できます。

Q4:帯分数はなぜそのままひっくり返して逆数にしてはいけないのですか?
A4:例えば「$1\frac{1}{2}$」は「$1 + \frac{1}{2} = \frac{3}{2}$」という意味です。これを仮分数に直さず「$1\frac{2}{1} = 3$」のようにしてしまうと、元の数(1.5)よりも大きくなってしまい、全く別の数になってしまいます。帯分数の逆数は「$\frac{3}{2}$」の逆数である「$\frac{2}{3}$」でなければ数学的に成り立ちません。したがって、必ず仮分数化してから逆数にする必要があります。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。