大規模な土砂崩れや家屋倒壊が多発した能登半島地震において、災害救助犬は重機が入れない危険地帯へ真っ先に足を踏み入れました。倒壊家屋のわずかな隙間から漏れ出る人間の呼気や体臭を感知し、生存者の発見や捜索エリアの絞り込みに大きく貢献した実績は記憶に新しいところです。
現場への出動基準は、自治体や警察・消防からの要請、あるいは協定を結んだ民間団体の判断によって決まります。人命救助のタイムリミットとされる「発災後72時間」の壁を突破するため、初動のスピードが成否を分ける要因となります。能登の現場以降、自衛隊や消防のヘリコプターと連携した迅速な空輸搬送体制など、官民連携による出動フローの迅速化が一段と強化されています。