ランニング系SNSや動画サイトで頻繁に取り上げられるのが、ゼーハーと激しく息を切らす「インターバルトレーニング」だ。「サブ4を狙うならキロ4分40秒で1000mを5本やらなければならない」といった情報を見かけることも珍しくない。しかし、これはサブ4レベルのランナーにとって本当に必須なのだろうか。
結論から言えば、インターバルトレーニング効果として心肺機能(最大酸素摂取量)やスピード耐性が向上するのは事実だが、サブ4の達成において優先順位は決して高くなく、むしろ故障を招くハイリスクな選択肢になり得る。サブ4に求められるのは「キロ4分台のトップスピード」ではなく、「キロ5分30秒台後半で42km走り続ける持久力」だからだ。
特にフォームがまだ安定していないランナーが高強度のインターバル走を行うと、ハムストリングスの肉離れや膝蓋腱炎、足底腱膜炎を発症しやすい。週に1回インターバル走を入れて疲弊し、週末のロング走をこなせなくなるくらいなら、インターバルを完全に排除し、その体力を「15kmビルドアップ走」や「120分LSD」に充てた方が、サブ4達成率は格段に跳ね上がる。ネット上に溢れる「上級者向けのエリートメニュー」を無批判に真似る罠から脱却しなければならない。