結論から申し上げますと、A4判の普通紙を三つ折りにして送る際の標準規格は長形3号封筒サイズ(120mm×235mm)です。事務用封筒として最も広く普及している規格であり、一般的に「長3(ながさん)」と略称で呼ばれます。
売り場で最も混同しやすいのが長形40号との違いと理由です。長形40号の寸法は「90mm×225mm」となっています。一方で、A4用紙のサイズは210mm×297mmであり、短辺をそのままにして長辺を3等分(約99mm)に折ると、仕上がり寸法は「210mm×約99mm」となります。これを縦型の封筒へ入れようとした場合、封筒の横幅が210mmより広い必要があります。
長形3号の横幅は120mmあるため、横幅210mmの折りたたみ用紙を「縦向き」に収めることは不可能です。つまり、三つ折りにしたA4書類は「短辺210mmを封筒の長手方向(235mm)」に向けて挿入します。長形3号の内寸であれば短辺210mmがすっきりと収まり、折った高さ約99mmも封筒の幅120mmの中に約20mmの適度なゆとりを持って収納できます。
ところが長形40号は、長さこそ225mmあるものの、幅がわずか90mmしかありません。三つ折りにした用紙の幅(約99mm)が封筒の全幅(90mm)を上回ってしまうため、長形40号にはA4三つ折り用紙が物理的に入らないという物理的な破綻が生じます。長形40号は本来「A4用紙の四つ折り」または「B5用紙の四つ折り」を想定して設計された規格です。「長形40号のほうが数字が大きいから大きな書類が入るだろう」という直感的な思い込みが、購入ミスの主因となっています。
また、案内状や招待状、請求書の郵送などで横型の封筒を用いたい場合は、洋形長3号封筒(235mm×120mm)が選択肢となります。長形3号と同一の寸法ですが、長辺側に封入口が設けられており、書類を取り出しやすい構造です。さらに、請求書や納品書などの発送業務を効率化する窓付き封筒A4対応のタイプを選べば、書類側に印字した送付先住所をそのまま宛名として活用でき、誤配送や宛名書きの手間を大幅に削減できます。