ネット上の口コミやSNS、知恵袋などの健康相談コミュニティを調査すると、「身体に良いと聞いて試したのに、酷い目に遭った」という生々しい体験談が数多く散見されます。健康食品として名高いマヌカハニーで、なぜこのようなトラブルが後を絶たないのでしょうか。
取材に応じた30代女性(会社員)は、喉の違和感を解消しようと高活性のマヌカハニー(MGO 500+)を購入し、空腹時に大さじ山盛り1杯をそのまま飲み込んだところ、「約30分後に激しい胃痛と冷や汗を伴う下痢に襲われ、半日動けなくなった」と振り返ります。このような声は決して珍しい事例ではありません。
不調の原因は、マヌカハニー最大の特徴である抗菌成分「MGO(メチルグリオキサール)」の性質にあります。MGOはピロリ菌やブドウ球菌を撃退するほどの強力な殺菌力を持つ一方で、過剰に摂取すると胃や十二指腸の粘膜に強烈な刺激を与えてしまいます。特に胃腸が弱っている時や空腹時に直接流し込むと、胃酸分泌を乱し、急激な胃痛や胸焼けを誘発する要因となるのです。
さらに、蜂蜜に多く含まれる果糖(フルクトース)の急激な過剰摂取は、小腸での吸収許容量を超えてしまい、浸透圧の上昇によって腸内に水分を引き込んでしまう「浸透圧性下痢」を引き起こします。健康維持を目的とするならば、毎日スプーン1杯(約5g〜10g)を上限とし、決して一度に大量摂取しないことが鉄則です。