ハンドル操作には送りハンドルのほかにも複数のパターンが存在し、それぞれ安全性に大きな開きがあります。
基本となるクロスハンドルの操作方法は、右折時に右手でハンドルを引き下げつつ、左手を上から交差させて握り直すスタイルです。短時間で最も効率よく大きな切れ角を作れるため、日本の交通環境(狭い路地や直角交差点)において標準的な技術と位置づけられています。
一方で、送りハンドル以上に危険視されているのが「内掛けハンドル」と「すり鉢ハンドル(手のひら回し)」です。
ステアリングの内側から逆手で握り込む内掛けハンドルは、とっさに戻せなくなるばかりか、万が一の衝突時に展開したエアバッグの爆発的な圧力で腕を骨折・脱臼する重大事故を引き起こします。手のひらを押し当ててグルグル回すすり鉢ハンドルも、掌の汗や油分で滑ってコントロールを失うリスクが極めて高く、絶対に避けるべき悪癖です。