実際の園生活について、在園児・卒園児の保護者たちから寄せられた口コミからは、数値だけでは測れない現場のリアリティが浮き彫りになります。
特に評価が集中しているのが、先生の雰囲気と子どもへのまなざしです。朝の登園時、ぐずって親から離れたがらない子どもに対し、無理に引き離すのではなく、優しくしゃがみ込んで目線を合わせ、気持ちを受け止めてから保育室へと誘導する姿が日常的に見られます。連絡帳の記載についても「今日できるようになった小さなこと」「友だちとの微笑ましいやり取り」が具体的に綴られており、業務の効率化が進む昨今にあっても、血の通ったコミュニケーションが大切にされています。
一方、率直な意見として散見されるのが「園行事への関わり方」です。同園では、運動会や季節の収穫祭、発表会など、子どもたちの成長を家族で分かち合うイベントが本格的に開催されます。行事そのもののクオリティが高く、子どもの劇的な成長を目の当たりにできる感動がある半面、「親が参加する土曜行事のスケジュール調整が年数回発生する」「手作りの衣装や小物の準備が一部求められる時期がある」といった負担感を吐露する保護者も一定数存在します。
すべてを園側に完全にお任せしたい「フルアウトソーシング型」の保育を求める家庭にとっては、こうした園と保護者が二人三脚で作り上げる文化が、わずかな重荷に感じられるケースもあるのが偽らざる実情です。