本作で攻略に行き詰まる最大の原因は、一般的なコマンドRPGに見られる「経験値を稼いでレベルを上げれば勝てる」という常識が通用しない点にあります。戦闘を重ねるごとに内部パラメータである「敵勢力レベル」が上昇し、道中のモンスターが加速度的に強力になる一方、こちらのキャラクターは計画的な育成を行わないとHPや武器レベルが敵のインフレに追いつかなくなります。この仕様を知らずに無駄な戦闘を繰り返すことが、中盤以降の「詰み」を引き起こす決定的な理由です。
こうした構造的罠を回避し、初回プレイを完走するために極めて重要となるのがロマサガ3リマスターのおすすめ主人公選びです。総勢8名の主人公には固有のシナリオやシステムが用意されていますが、攻略難易度には明確な格差が存在します。
初見プレイにおいて筆頭でおすすめしたいのがカタリナです。オープニングイベント直後から高い能力値を誇り、専用武器「マスカレイド」を用いた高い攻撃力と素早さを併せ持ちます。宿星を「歳星」、得意武器を「剣」または「小剣」に設定することで、物理アタッカーとしての適性が極めて高くなります。また、酒場での仲間加入や離脱に関する制約が少なく、自由なパーティー編成を行いやすい点も初心者向きと言えます。
次点として挙げられるのがエレンです。腕力と素早さの成長率が極めて高く、体術や斧の主力アタッカーとして終盤まで第一線で活躍できます。物語の導入も王道であり、理不尽な進行不能リスクに陥る心配がありません。
一方で、初回プレイで慎重になるべきなのがミカエルとサラです。ロアーヌ侯爵であるミカエルは、ミニゲーム「施政イベント」や大規模戦闘「マスコンバット」の管理が必須となり、要求されるリソースマネジメントが通常と大きく異なります。さらにサラは、ラストバトルにおいて仕様上自身が前線で戦えず、控えから指示を出すロマサガ3のコマンダーモードと陣形技を強制される特殊な仕様を持っています。システムの全貌を把握していない段階での選択は避けるのが賢明です。