スマートフォンを手にしたとき、親指の付け根が痛いと感じる直接的な引き金は、指を動かす腱(けん)とそれを包む腱鞘(けんしょう)の間で生じる過度な機械的摩擦です。特に大画面端末を片手で保持し、親指を大きく外側に広げたり素早く画面上を往復させたりする動作は、親指の腱に過大な牽引ストレスを与え続けます。この反復動作がドケルバン病 スマホ 原因の筆頭として挙げられます。
医学的に「スマホ指」と総称される不調の中でも、特に注意すべきは手首の親指側に位置する腱鞘が狭窄する「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」と、親指の根元にある関節が変形する「母指CM関節症」です。痛みの出方や部位によって、自身の状態がどの段階にあるのかを客観的に見極めなければなりません。
まずは以下のドケルバン病 セルフチェック テスト(フィンケルシュタインテスト変法/アイヒホッフテスト)を行い、腱鞘炎の兆候がないかを確認してください。
- 親指を内側に折り込み、他の4本の指で親指を包み込むようにして軽く握り拳を作ります。
- その状態のまま、手首を小指側(下方向)へゆっくりと倒します。
- このとき、手首の親指側の骨の出っ張り付近に、親指の付け根 痛い ピキッと走るような強い激痛が走る場合、ドケルバン病が強く疑われます。
一方で、手首ではなく「親指の付け根の関節そのもの」に重だるい痛みや引っかかりを感じる場合は、軟骨の摩耗が疑われます。以下の母指CM関節症 症状 チェックリストを確認してみましょう。
- ペットボトルのフタをひねって開けるときに、親指の付け根へ強い圧痛が走る
- ドアノブを回す、あるいはタオルを固く絞る動作がつらい
- 親指の第一関節から手首側へ下りた骨の付け根付近に、親指の付け根 押すと痛い 腫れや骨の隆起が確認できる
- スマホを30分以上操作していると、親指の付け根が熱を帯びてジンジンと痛む
これらの項目に2つ以上当てはまる場合、炎症は初期段階を越えて慢性期に移行している可能性が高いため、早期の介入が求められます。