でんでらりゅうばの意味とは?歌詞の現代語訳と怖い都市伝説の真相

でんでらりゅうばの意味とは?歌詞の現代語訳と怖い都市伝説の真相

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まず検証すべきは、呪文のように聞こえる歌が具体的に何を語っているのかという点です。全国の幼稚園や保育園でも歌われる長崎県伝統わらべうたの代表格「でんでらりゅうば」の基本構造を、方言文法と言語学的見地から正確に紐解きます。

記録に残るでんでらりゅうば 歌詞全文は以下の通りです。

「でんでらりゅうば でてくるばってん
でんでられんけん でてこんけん
こんこられんけん きられんけん
こーんこん」

このわずか数行の短いフレーズには、肥筑方言(長崎弁)特有の助詞や動詞の変形が凝縮されています。長崎の方言研究者や地元教育委員会の資料に基づき、長崎弁 方言の翻訳を施したでんでらりゅうば 現代語訳がこちらです。

「出ようとして(外へ)出られるものなら、出ていくのだけれど
出ようとしても出られないから、出ていかないよ
(会いに行こうとして)行けないから、行かれないよ
行かない、行かない」

音の響きから「出羽竜(でんでらりゅう)という伝説の龍の歌では?」と誤認されがちですが、龍や恐竜とは一切関係がありません。文法を細かく分解すると、長崎弁の論理的な仕組みが明確になります。

冒頭の「でんでらりゅうば」は、「出ん(出ようと)」「出ら(出る)」「りゅうば(〜ならば)」という仮定表現の組み合わせです。「出られるものなら」という強い仮定のニュアンスを含んでいます。続く「ばってん」は九州全域で広く使われる逆接の接続詞「〜だけれど」です。

そして後半の核心となるのが、でんでられんけん 意味の詳細まとめでも頻繁に取り沙汰される「でんでられんけん」という言い回しです。これは「出ん(出ようとしても)」「出られん(出られない)」「けん(〜だから)」という理由・原因を表す構文になっています。長崎弁では理由を説明する際に語尾に「〜けん」を多用しますが、可能動詞の否定形と接続詞が連鎖することで、独特のパーカッシブなリズムを生み出しています。

さらに後半の「こんこられんけん」における「こん」は「行く/来る」の長崎特有の視点表現です。相手の元へ「行く」行為を「向こうから見れば来る」と捉える方言の語法が反映されており、「行こうとしても行けないから行かないよ」という日常会話のやり取りをテンポ良く音頭立てた言葉遊びに他なりません。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。