「少しなら平気」が命取りに?お風呂とお酒の危険な真実と安全な時間

「少しなら平気」が命取りに?お風呂とお酒の危険な真実と安全な時間

「少しなら平気」が命取りに?お風呂とお酒の危険な真実と安全な時間について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

救急救命士や救急外来の医師が語る現場の実態は深刻です。「『お風呂から物音がしないので家族が見に行ったら沈んでいた』という通報で駆けつけると、脱衣所にビールの空き缶が置かれているケースがあまりに多い」という証言は、報道各社の医療特集でも度々取り上げられています。

SNSや知恵袋などのコミュニティを検証しても、「お酒を飲んで半身浴をしていたら、気付いた時にはお湯の中に顔が浸かっていて激しくむせた」「立ち上がった瞬間に目の前が真っ暗になり、浴室の壁に頭を強打した」といった生々しいヒヤリハット体験談が無数に投稿されています。本人は「少しうたた寝をしてしまった」と認識していても、実際は血圧急降下による意識消失(失神)を起こしているのです。

家庭内で起きた緊急事態|お風呂でお酒 倒れた時の対処法

万が一、家族や同居人が飲酒後に浴室でぐったりしていたり倒れていたりした場合は、一刻を争う冷静な初動対応が生死を分けます。お風呂でお酒 倒れた時の対処法として、以下のステップを頭に叩き込んでおく必要があります。

  1. 最優先で浴槽の湯を抜く:水没している場合、成人男性を水中で抱き上げるのは成人であっても容易ではありません。まず浴槽の排水栓を直ちに引き抜き、顔が水面下に沈むのを物理的に防ぎます。
  2. 119番通報と大声での応援要請:呼吸の有無や意識状態を確認しつつ、即座に救急車を要請します。「お酒を飲んで入浴中に倒れた」という事実をオペレーターに明確に伝えてください。
  3. 気道の確保と体温管理:可能であれば平らな脱衣所へ引き出し、気道を確保します。濡れた身体は急激に体温を奪われるため、乾いたバスタオルや毛布で全身を覆って保温を維持します。
  4. 心肺蘇生(CPR)の開始:呼びかけに反応がなく、正常な呼吸をしていない場合は、迷わず胸骨圧迫を開始します。救急隊が到着するまでの中断なき処置が社会復帰率を左右します。
山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。