複雑性Ptsdとは?通常のPtsdとの違いや診断基準・治し方を解説

複雑性Ptsdとは?通常のPtsdとの違いや診断基準・治し方を解説

複雑性Ptsdとは?通常のPtsdとの違いや診断基準・治し方を解説についての最新情報を徹底解説します。

正式な確定診断は専門医による面談が必要ですが、自身の状態を客観的に見つめ直すための目安として、国際トラウマ質問票(ITQ)のエッセンスを抽出した以下のセルフチェックリストが有効です。

【複雑性PTSDの兆候セルフチェック(10項目)】
□ 過去の苦痛な記憶が突然脳裏に現れ、その場に縛り付けられたような感覚になる
□ 誰かの不機嫌な態度や大きな物音に、心臓が跳ね上がるような恐怖を感じる
□ 過去のトラウマに関連する話題や場所を避けるために、生活を極端に制限している
□ イライラや悲しみをコントロールできず、感情を爆発させた後に激しい自己嫌悪に陥る
□ ストレスがかかると身体の感覚が遠のき、自分が自分でないような感覚(離人感)がする
□ 「自分には何の価値もない」「生まれるべきではなかった」という思いが常に消えない
□ 他者と親密な関係を築くことが極端に怖く、近づきすぎると逃げ出したくなる
□ 人の顔色を病的に伺ってしまい、相手に合わせすぎて極限まで消耗する
□ 心身の疲労が限界を超えているのに、常に気が張り詰めて熟睡できない
□ 過去の虐待やいじめ、支配的関係が今でも自分の人生を支配していると感じる

【実態検証】当事者の手記とSNS・相談窓口に寄せられる生の声

当事者の手記やSNSのコミュニティ、臨床相談窓口では、教科書的な医学用語だけでは表現しきれない切実な告白が溢れています。

30代の元被虐待者による自著や手記には、次のような痛切な言葉が綴られています。
「親の機嫌を取るためだけに全神経を研ぎ澄まして生きてきた。大人になって実家を離れた後も、職場で上司がため息をついただけで呼吸が浅くなり、『今すぐ死んでお詫びしなければならない』という猛烈なパニックが襲ってくる。自分の人格は一度も真っ当に育ったことがないのだと痛感する」

知恵袋や当事者座談会でも、「他人に頼ることが死ぬほど怖い」「自分が悪いわけではないと頭では理解していても、身体が罪悪感に支配されている」という書き込みが後を絶ちません。表面上は社会人として適応しているように見えながら、内面では日々綱渡りのような精神的負荷を抱えている実態が浮き彫りになっています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。