那覇から久米島へのアクセスは、那覇空港から久米島空港を結ぶ空路と、那覇市街地の泊港(とまりん)から久米島兼城(かねぐすく)港を結ぶ海路の2系統に分かれます。2026年現在の最新ダイヤを俯瞰すると、両者には移動時間において約6倍もの開きが生じています。
空路を担うのは、JALグループの琉球エアーコミューター(RAC)および日本トランスオーシャン航空(JTA)です。那覇空港から久米島空港までの飛行所要時間は約35分〜40分(実際の水平飛行時間は20分弱)。朝8時台の始発から夕方18時前後の最終便まで、通常期で1日6〜7往復の高密度な運航ダイヤが組まれています。機材はRACが誇る高速プロペラ機DHC-8-Q400CCやJTAのボーイング737-800が投入され、安定したフライトスケジュールを維持しています。
対する海路は、地元インフラを支える久米商船が運航する大型フェリー(「フェリー琉球」および「フェリー海邦」)が担当しています。泊港(とまりん)を出港し、1日2便体制で運航されています。朝便(午前発)は渡名喜島を経由するため所要時間約3時間30分〜4時間、午後便(直行便)でも所要時間約3時間を要します。移動時間だけで半日近くを費やす計算になり、移動そのものを旅の一部として捉えられるかどうかが大きな分岐点となります。