2026年の成人式スーツシーンでは、画一的なリクルート調ブラックからの脱却が決定的な潮流となっています。メンズ・レディースそれぞれのトレンド傾向を分析します。
メンズ:クラシック回帰とアースカラーの台頭
今年の最前線トレンドは、英国調のディテールを取り入れたスリーピーススーツ(ベスト付き)です。胸元に立体感を持たせ、威厳と気品を漂わせる着こなしが人気を集めています。カラーパレットは定番のネイビーに加え、深みのあるダークオリーブ、モカブラウン、スモーキーテラコッタといったアースカラーが急伸。周囲と明確な差別化を図りたい層には、ダブルブレスト(前打ち合わせが二重)のワイドシルエットも選ばれています。
また、一生に一度の晴れ舞台として、ディオール(Dior)、グッチ(Gucci)、ポール・スミス(Paul Smith)などの高級メゾンを取り扱うハイエンドレンタルを活用し、購入では数十万円に達するラグジュアリースーツを纏う新成人も増加傾向にあります。
レディース:振袖にとらわれない「マニッシュ・パンツスーツ」の躍進
女性の成人式といえば振袖が長年の定番でしたが、2026年はスタイリッシュなセットアップやタキシード風のパンツスーツをレンタルする選択が定着しました。凛としたスタンドカラーのジャケットや、落ち感の美しいワイドストレートパンツにヒールを合わせるミニマルな装いは、知性と自己表現を重んじるZ世代から圧倒的な共感を得ています。振袖のレンタル相場(20万〜30万円台)と比較しても、スーツレンタルであれば3万〜5万円前後で最先端モードを体現できる経済的メリットは見逃せません。