あいみょんジャケ写の謎と制作秘話!とんだ林蘭が描く毒と美の深層

あいみょんジャケ写の謎と制作秘話!とんだ林蘭が描く毒と美の深層

あいみょんジャケ写の謎と制作秘話!とんだ林蘭が描く毒と美の深層を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

あいみょんの音楽世界を視覚面で決定づけている立役者、それがあいみょん作品のアートディレクションおよびヴィジュアル全般を一手に担うとんだ林蘭(TONDABAYASHI RAN)です。彼女はコラージュ、イラスト、ペインティング、立体造形など多彩な手法を操り、日常のありふれたオブジェや人体の一部を、少しグロテスクかつ最高にチャーミングなポップアートへと変容させる表現者として知られています。

ふたりの出会いは、あいみょんがメジャーデビューを果たした2016年のシングル『生きていたんだよな』にまで遡ります。レコード会社の制作スタッフが、とんだ林蘭の持つエッジの効いたエロティシズムや狂気性を帯びた可愛らしさに着目し、あいみょんの持つ生々しい死生観や純情さと引き合わせたのが始まりでした。当時の対談記録によると、初対面の段階からふたりは「可愛いけれど、どこか嫌悪感を抱かせる違和感」について深く共鳴し合ったといいます。

とんだ林蘭が提示するコンセプトの根底にあるのは、「綺麗に整いすぎたものへの反逆」です。従来の女性シンガーソングライターにありがちだった、透明感やナチュラルさを前面に出したポートレート写真とは一線を画し、食材と人体を無造作に組み合わせたり、過剰な原色で塗り固めたりするアプローチを採用。あいみょん自身のリアルで泥臭い歌詞の世界観が、とんだ林蘭のフィルターを通ることで、大衆性と前衛性を兼ね備えたビジュアルカルチャーへと昇華されているのです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。